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デュラララ!!の二次創作小説同人サイトです。
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    筋肉痛OTL

    ふふふ、明日は確実です。自転車に乗ったの久しぶりな身分で往復約40㌔はきつかった…しかも帰り道で一回迷ったので、確実に走行距離は増えています。スピードメータ買ってみようかな。あとドリンクホルダー。でも、そのまえにクロスバイクだよね。ママチャリはきついよね。いや、クロスバイクもどきのママチャリなんだけど、普通のバイクに比べて重いのなんのって…鍛えますわ、私。

    とりあえず今日の結論:
    上りはきつかったですが、下り坂の風はすごく素敵。
    知ってる市バスの系統車を見た時の感動。
    友人のスピードの凄さ。
    自分の体力のなさ…。

    とんかつ茶漬けウマイ



    久しぶりの幽玄です。スムーズに入るために、過去編Let's go



    -手鞠歌と通せんぼ-



    まーるたーけえーびすーにおしおいけーよーめさーんろっかくたっこにしきー…

    それは、松の雪吊りが大活躍する、冬のとある日。雪だるまを作りながら、手慰みのように手鞠歌を歌っていた、小学四年の年の頃だった。





    ********************





    六楽苑の児童養護施設は、広い。年を経るにつれて無駄に広いと感じるのだが、まだ小学生だった一には、そして同じ年頃の子供達にとっては、遊び場がたくさんあるというだけだった。
    同じクラスの子供達が家の中で遊んでいたりゲームをしている時間、羨ましいと思っても、家に帰れば、園に帰ればそれは消える。
    大好きな兄姉達が外で遊ぼうと自分達以上にはしゃいだり、聴きにおいでと音楽室に招いてくれるからだ。そちらの方が、子供達にとっては魅力的だった。

    そんな、とある冬のこと。

    歌っていた手鞠歌に覆いかぶさるように、聞き覚えのある声が何かを紡ぐように歌っていた。

    とーりゃんせ とーりゃんせ
    こーこはどーこの細道じゃー
    天神様の細道じゃ
    ちーととおしてくだしゃんせ…

    声の方を振り向けば、それは園の門。その先。
    黒い髪は覚えている頃より短くなっていたが、その眼は綺麗な紅色だ。

    「りんにい!」

    とーりゃんせ とーりゃんせ
    こーこはめーふの細道じゃー
    鬼神様の細道じゃ
    ちーととおしてくだしゃんせ…

    こちらの呼びかけに、ニコリと笑って手を振るが、答えずそのまま歌う。
    それを見て、あぁ、何かを通せんぼしているのかと、皆で顔を見合わせて確認した。

    「なんやろ?」
    「なんだろ?」
    「人?子鬼?」
    「子鬼は、入れていいのは通しとるやん」
    「でも、たまに叩いてるよ、でてきなさいって」
    「それは飯つまみ食いするからだろ?」

    そう言い合っていると、歌い終わったのか数回の柏手ののちに、小走りでこちらへとやってくる。あぁ、大好きな、義兄だ。

    「リンにいさんおかえり!」
    「クリスマスはいっしょ?」
    「ジングルベル歌ってくれる?」
    「弾いてくれる?」
    「おーみそかいっしょ?」
    「としこしそばは?」
    「おれおせち!」

    「あぁ、わかったわかった!そない言わんでも、冬休みはずっとこっちや」

    お手上げ。というように手を上げての苦笑しながらの言葉に、歓声が上がる。その後ろから、兄の荷物を持ち上げる腕が伸びた。

    「おかえり。なんや、親御さん帰ってきたんか」
    「あぁ、ただいまリュウ。そうなんよ。だから帰ってこれたんやけど」

    イベント時に帰ってくるならいつも日本におれと思わん?

    何やら怒っているようだったが、にこにこと笑っているし機嫌はいいのだろう。そう思って、兄二人に群がって荷物を奪い、家の中に走って入る。
    リュウ兄が持っているのは、チェロだ。流石にこれを運ぶのは恐い。

    「お部屋においとくねー!」
    「まども開けとくねー!」
    「あぁ、うん。よろしゅうな」

    「リン兄~」
    「うん?」

    「あとでとーせんぼしたの何か教えてねー!」

    ついでのようにそう言ったその言葉に、兄達は少し悪戯めいた笑顔で、いいよ。と笑った。





    ********************





    歌う。人払いと、仕掛けのために。
    声というのは、言葉というのは、臨也にとって武器だ。情報屋として口八丁で生き抜く仕事を選んだのも、言葉を鍛えて自身の糧とするためだ。まぁ、純粋に楽しいということもあるのだけれど。
    陣の外で帝人が呆けているのが見える。彼はとても目がいいから、一番集まるここにしようと決めた。ので、呆けていると椿の猫パンチが来る。あ、今叩かれた。
    そんな風に、歌いながらもどこか意識を外に向けていた臨也の目には、周囲に散らばった友人達の姿も見えた。

    デュラハンを待つもの、

    ここに来た親玉を遠慮なく押し潰す為に隠れるもの、

    こちらを見守り、記録と新宿へ映像を送るために通信しながら危機を調整しているもの。



    さてさて、おいでませおいでませ。

    来てもいいが、帰りは厳しく。

    冥府の入り口であるのだから、来てもいいが帰れない。



    歌い終わってにやりと笑ったその時、何かがこちらへ飛んでくるのが見えた。





    *******************





    「静雄?どうした」
    「あぁいや…トムさん、とーまわりっすけど、こっち通りません?」
    「?公園通った方が近道だぞ」
    「いや、あっちのコンビニ寄りたいんで…タバコと、肉まん買っていいっすか」
    「おぉいいな。んじゃあっち行くか」


    …?
    何で、あっちのコンビニいきてぇと思ったんだ?





    あとがき↓
    静ちゃんむずい!でも愉しい!
    あ、お祓いというか、それ自体はサクッと終らせます。苦手なので!←

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