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デュラララ!!の二次創作小説同人サイトです。
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    10000hit⑪

    カウンターの周りの速さに房藤の目も周っております。うん。どうしよう。
    とりあえず、幽くんの予想外のお願いから、数日。
    ドタチンって、下ので表す時、これでいいんでしょうかね…?あ、いただいている拍手返信は、今日中にやります!


    (情報屋+職人)+(喧嘩人形+闇医者)






    テストというのは、どんなに常日頃暴れている人間にもサボっている人間にも平等に降りかかるものだ。
    そして、それは来神高校の生徒も同じこと。
    まぁ、この、自分が在籍している学年において、入学当初からトップ争いは二人の男子生徒によって決まっているから、後は自分の結果のみなのだが……。

    「テスト中ボケっとしながらも総合一位とは、流石だな臨也」
    「ドタチン…。ボケっとしてたなんて誰に聞いたのさ」
    「岸谷だ。いつもだったら開始30分で解いているのに随分ゆったりしていたって言ってたぞ」

    昼休みの屋上。テスト結果が張り出されている今、職員室前の廊下は学年が入り乱れていた。
    ちなみに、新羅と静雄は順位確認の為に遅れている。

    「新羅の奴…。まぁ、ゆっくりといてたのは認めるよ」
    「何かあったのか?静雄は奇跡的に赤点も免れたし…。教師全員がテスト返却の時に茫然としてたが」
    「ははっ。俺もそれ聞いた。採点した時は職員室で絶叫してた人もいるらしいよ。あと固まったとか、気が遠くなったとか」

    『平和島静雄』がどういった認識をされているか如実にわかる気がする話だ。
    まぁ、学年一位と二位を争う折原臨也と岸谷新羅がつきっきりでスパルタ勉強させれば、成せばなるというものだろう。
    ちなみに、人事扱いしている門田も、学年20位までには一応入っている。

    「……テストと言えば、テストの一週間くらい前から、お前ら変だよな?」
    「…へ?」
    「お前と、静雄」
    「………………………」
    「臨也がテスト前だからって菓子作ってこなくても文句も言わなくなったし、お前も静雄の神経逆なでること言わなくなったし……何か、あったのか?」
    「……」

    臨也は、無言で立ち上がり、屋上から出ようとした、が。

    「臨也、逃げるな」

    流石に、門田も悟ったようでがっちりと肩をつかんだ。





    ********************





    「順位も今までで最高か…。良かったじゃん、静雄。これで留年の危機も脱した。ってことで」
    「…おぅ。悪かったな、面倒かけて」
    「いやいや。僕らも一緒に勉強したんだから同じだよ。ま、次のテストはもう少し自力でやろうね」

    職員室で順位を聞いた帰り、弁当片手に、二人は屋上に向かっていた。静雄の順位は、今までで最高。静雄も、それを聞いた時は目を点にしていた。もちろん、教師は「俺だって書いてて信じられなかったんだぞ!岸谷、ありがとうな!!」と、明らかに周囲のスパルタのおかげだと理解しつつも涙していたが。

    「あぁ、でもやっとこれで終わりだな…」
    「何言ってんのさ。これからは次のテストまでの範囲が始まるんだよ?臨也が高得点取れるのは、基本的に教科書丸暗記してるからなんだし。それから理解が始まってるから、ほんと、臨也の脳を一回分析してみたいよねぇ」
    「……お前、それ中学の時も言ってたんだってな」
    「あれ、何で知ってるの?確かに、中学の卒業式の時に言ったけど」

    良き思い出である。確か、

    『高校も同じかぁ。頼むから、僕より早く死んでその脳の仕組みを解明させてね!』

    と言って、容赦なく上段後ろ回し蹴りをくらって吹っ飛んだ思い出がある。

    「ったく、お前中学の時からそんなだったのか?」
    「そんな。とはなんだい?こうだから、君達の怪我を治療できるんじゃないかな?」
    「……」

    あぁ言えばこう言う。と、言いたいが、静雄が口ではかなわない人間上位に新羅が入ることは言うまでもない事実であり、経験ゆえに、静雄はそれ以上何も言わなかった。

    「あ、そう言えば、臨也とは仲直りしたの?」
    「ハァ?俺があいつと喧嘩するなんていつものことだろうが」
    「や、違くて…テストのちょっと前から、二人して挙動不審だったじゃない。何かあった?」
    「え……い、いや、何も!?」

    なかった。とは言えない。
    テストの一週間前。静雄の家で臨也に勉強を見てもらったのだが、その時幽も一緒になった夕食の席で、幽がとある爆弾発言をしたのだ。
    どんな発言だったかって?
    ……まぁ、そんな発言だ。
    思い出したくもないし、言いたくもない。
    何故か思い出すと、顔が赤くなりそうになるので、一時期病気にでもかかったかと思ったほどだ。しかし、何故か本能が新羅にそれを言うなと告げているので、言わない。
    否、言えない。

    「ふ~ん?ま、別にいいけどね~」
    「?」

    ひょいっと一歩自分より前に出た新羅が、にやぁっと笑った。「にこっ」ではない。「にやぁっ」だ。言い換えるなら、…「にたり」?

    「臨也に聞くからー」
    「はっ!?ちょ、待ちやがれ新羅!」

    拙い。それは拙い。
    臨也は、基本的に新羅と門田には至極素直である。臨也が懐いているとでも言えばいいのか、とにかく、基本的に相談事や何かあったりすると二人のどちらかの方へ駆け込む。
    ここ数日あちらも黙ってはいたから口を割りづらいとは思うが、聞かれたら言ってしまいそうだとは思っている。というか、確信している。

    「ちょ、待っ…」
    「じゃあ、静雄が話してくれる?」
    「誰がンなこと言った!」
    「んじゃ、臨也に聞こーっと。やっほー、二人ともお待たせー…って、何してんの二人とも」

    新羅がバン!と屋上への扉を開け放つと、正座している臨也と、その前に立って腕を組んでいる門田がいた。
    説教している風だが、何やら違う気もした。

    「え、あ、ちょ、ちょっとね…ど、ドタチン。この話は誰にも…って、」

    むすっとした顔の門田は、組んでいた腕を解くと屋上の扉を閉めた静雄を診た。

    「?どうかしたか…」
    「静雄。俺は別にお前らがどういう事をしていようがどうなろうが関係はない。関係はないが…」
    「ちょ、ドタチンさっきの話聞いてたよね!?混乱して変に曲解してない?!」
    「え、何?何の話?」
    「だがな静雄…いくらお前の弟公認と言えど…!



    臨也はまだ嫁にはやらんぞ!!」



    「「…はい?」」
    「だから、ドタチン、絶対何か勘違いしてるって!」





    あとがき↓
    こうなっちゃいましたv
    ドタチンは皆のパパですが、とある条件下では臨也のパパです。

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