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それは、部活の大会が終わって帰る道中。高速を使わず山道を行っていたため、その道は恐ろしく暗かった。たまにポツリ…ポツリ…とある明りと、薄気味悪く点在して視界に入ってくる民家が恐怖を誘う。
そんな道中。眠気覚ましも兼ねて、その恐怖を煽る素敵な会話が繰り広げられていた。
「ほら見てみて静雄!左側左側!」
「うっせぇ!ぜってぇ見ねえ!!」
「ほら真っ暗…あ!!」
「あ~!!!うっるせぇぞ新羅ぁ!」
まぁ、簡単に言えば、運転手に色々と怪談話みないなものをふっているのだが。
「あー、民家だ」
「そうですね…」
「明りあるし、誰か住んでるんだろうねぇ。どうやって買い物とか行くんだろ」
「そういえば…。何キロあるんでしょう?」
「お化けだろお化け!!お化けが住んでんだっつの!!」
「いや、何故そうなる静ちゃん?!」
この会話も、数回目である。最初は止めろ~!!としか言わなかったのだが、煽っているつもりがないのに、あ、また家があった。と言えばそく『お化けの家だ!!』と運転しながら返すのだから凄い。
「そういえば、俺こういう森嫌いなんだよね~」
「森?森は森だろ、臨也」
「違うって新羅。杉とかさ、結構綺麗に並んでるだろ?俺はもっと乱雑な森が好きなの」
「あぁ……分かります。綺麗に並んでるとその間から何かでて「幽も黙ってくれ!!」……素直な感想だったんだけど」
とまぁ、色々と無意識意識的に運転手を煽り、
「門田!門田は俺の癒しでいてくれ!頼む!!」
「え?」
「嫌頼むからホント!俺を裏切るなよ?!」
そんな癒しの人からの着メロで、
「何か電子音だけでも怖い…!!」
「そういや、新羅って怖い話平気だったっけ」
「やだなぁ臨也。こういうのはね、話をふってからかう側だと楽しいんだよ。だから私はからかう側にいるのさ。怖いからね!!」
「よし、恐い話しろ幽!!新羅に!!」
とかなったり色々と。
で。
「あ、トンネルだ~」
「これも長そうだね…。って、あれ、ファンがない?」
「あぁ、ほら。谷があって途切れてるから」
「あぁなるほど。そう言えば…谷と言えば川があるよね?」
「あるねぇ」
「そうなると下からさ…「臨也、今度魚食いに行くぞ刺身だ刺身!」」
「……良いよ。一杯奢るよ静ちゃん」
「よし!」
などなど、川関連のホラーネタで煽ったり。
その他諸々あって、やっと帰ってきました。
ところで…
「幽君ってさ…結構Sだよね…?」
「新たな一面発見!だよねぇ」
「そう…ですね。見せてなかっただけで…」
((((見せてなかっただけ…?))))
後輩が、ある意味一番色々と凄かった…。