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デュラララ!!の二次創作小説同人サイトです。
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    ただいま…。

    帰省中でございます。エアコンが無いので、そのありがたさをかみ締めつつ、ダラダラと過ごしております。はっきり言って進むかと思われていた執筆スピードはがくんと下がっております。はい。そしたら通販オンリー・・・?

    さて、そんな感じでぐったりだらり、ついでにパソコンがあまり使えない状況ですが、明日にでも現在入金確認中の方の分を黒猫さんに出してこようと思います。移動手段が徒歩のみなので、親に連れてってもらって・・・。


    もう、本が届いた方もいらっしゃるようで、報告のメールや拍手コメント、ありがとうございます。申し訳ありませんが、お礼のメールやお返事は、帰省から帰還してからになります。



    この間ハリポタが映画でやってたのでそれをやろうと思ったのですが、考えてたら長くなったのでまた後日。

    幽玄の、閑話です。短いです。後で書き直す予定・・・。








    さて、子供達が混乱している間に電話を奪って会話をした波江と椿によって無事に臨也を寝かせた後、事務所のリビングでは沈黙だけがあった。
    沙樹は波江の手伝いをしているし、波江は椿とともに臨也の部屋だ。よって、よりにも寄ってきまづい三人がそこに残されていたのである。

    『ふぅ、私まで説教を食らうとは思わなかったな…』
    「そう思うのなら、あのバカの体調管理をもっと徹底させなさい」
    『ん。無理だ。あれは私が出会う前からあぁなんだ。三つ子の魂百までと言うぞ』
    「椿!」
    『ん、何だ紀田』
    「なんだじゃないって。何で二人を連れてきたんだ?!」

    波江と椿がやれやれ。とした体で戻ってきて、すぐに椿に詰め寄ったのは正臣だった。猫に詰め寄る。妙な光景だったが、まぁ、仕方が無い。

    『私がリンに巻き込めといったからだな』
    「何で!」
    『ちょうどいいと思ったからだ。リンの任期は、もう少しで終わる。その前に帰らねばならないし、私としても帰らせたい。後継が必要だ。サポートできるもの、前線に赴くもの。それを、三ヵ島を含めた四人で作れたなら、いいバランスだと思っただけだ』
    「任期…?」
    「あら、それは私も初耳ね」

    波江が、人数分のお茶を入れて戻ってくる。
    波江の言葉に、そういえば話していなかったかと、椿はソファの一角に飛び乗って語る体勢に入った。どうせだから、初めから詳しく話そう。と。

    『それは、リン…折原臨也を初めとした者達が、高校生に上がるほどの時に決まったものだ。私達の…所謂【霊能者】や、【ゴーストハンター】または【ゴーストバスター】などと呼ばれるような職種の人間達にも、形は曖昧で、ある意味公然の秘密のように、いつの間にやら組織化したような仕組みがある。うぅん、上手くは言えないな…。まぁ、その組織から、各地域に必ず常駐できる人間を置こうという話が上がった』

    もちろん、表では会社員や学生である彼らは、何人かで協力体制を築き、ついでに誰がどこにいるかを把握できたらとこれに賛成する事にした。しかし、社会人ならばともかく、学生は常にそこに身をおくことなど難しい。

    『それで始まったのが、任期制度だ。六楽園の人間は、そこでもある意味縛りが強い』
    「あら、何故?」
    『力が強いのと、海外からの協力要請が多いこと、そして、幼い子供であったことも大きかったと思う』

    その任期制度が出来たのは臨也が高校1年生の時分だったから、今から8年前。義務教育中はその年数にカウントしない。ということで、今もそこに居るが、本来ならばさっさと後任に押し付けて世界を飛び回っていたっていいのである。

    『あれがこの街を気に入っているということもあるだろうが、ちょうどいい後任が居ないというのもそうだな。業界の高齢化は進んでいるし、育てるといっても、六楽園の他には、片手で数える程度しかない。まぁ、仕方が無かったな』

    ついでに言えば、そういう力を持っていてもそれに気づかない人間だって居る。気づかないならば、それはそれで幸せなのかもしれないと、臨也はこの街で見つけた可能性も全て、見逃し続けてきた。

    『で、まぁ、ぶっちゃけて言えばそれを見ているのにイライラして、任期前に後任をスパルタで育てよう。というのが、私の独断での判断だったりする』
    「スパルタ……」
    『実戦に放り込みまくれば、二年もしないうちに力は付く。アドバイスなんかはどこに至ってしてやれるし、任期が終わってもリンは1年は日本に居るだろうから大丈夫だ』
    「いや、そういう問題じゃ…」
    「それはそれで楽しそうだけれど・・・そうなると問題は私達の雇用よね。どうなるの?」
    「え、ちょ、波江さん?!」

    それは臨也聞いてくれ。と返す椿と波江に、いきなりの話の転換に正臣は付いていけない。……最も、さっきから黙りこくっている帝人と杏里もそうかもしれないが。

    「あぁ、もう!二人とも、断れ!断っちゃっていいからな?!」
    「………え、なんで?正臣」
    「・・・へ」

    その時、上げられた顔、その瞳に宿る輝きに、正臣はゲームオーバーの声を聞いた…気がした。



    「だって、これはまさしく新しい非日常への一歩だろ!?臨也さんがそんな職業だったってのにも驚いたけど…。でも、僕は出来るならやりたい!」
    『おぉ、威勢のいい小僧だな』
    「そーゆー問題か!?あぁ、杏里!お前は…」
    「私も、いいかな、なんて…」
    「え」
    「もしかしたら、『罪歌』のこととかも、もっと分かるかもしれないし…」

    その言葉に、そう来たか~!と正臣は頭を抱える。ある意味、椿の人選は最悪なまでに最良であった。何故って?自分が放っておけない人選だからだ。

    「それに、また、正臣と一緒にいられるし…」
    「あの三ヵ島さんって人とも、お話してみたいです…」
    「う、うぅ……」

    あぁもう、


    「あれ、正臣の負け?」


    その時、奥の部屋から正臣の心中を代弁するかのような声が聞こえて、正臣は勢いよく振り返った。
    するとそこにいたのは、ドアに寄りかかっている、ここの家主。一応、倒れたらと側に沙樹が立っている。

    「椿、でたらめ教えたらあかんやろ。さっきの任期の話、半分嘘や」
    『私が聞いた限りではこんな感じだったかと思ったが?』
    「いや、任期の適用はそれぞれ申請したり申請されたり。うちとロウの場合は義務教育抜かした10年やけど、卒業後も同じ地域に就職する奴は、最初っから任期の申請とっておらへんし」
    「(申請がいるのね…)でも、貴方は申請したんででしょ?」

    臨也の口調に再び帝人達が面くらっているのを横目に、既に慣れた波江が問い返す。
    すると、臨也は疲れたように首を横に振った。

    「申請『された』んや…。幼馴染どもにな。まぁ、そろそろこの情報屋の仕事も新宿やと狭いかもしれへんし、あっちに帰って世界中飛び回りながらやろうかなとはおもっとるから、波江が良いんやったら、給料ちょい減るけど、世界中旅行しながらお手伝い…してくれへん?」
    「……ごめんなさい、まず、なぜそこで『世界中旅行しながら』が出てくるのかを説明してもらえるかしら」

    その言葉に、そやったねぇ。と笑った臨也から、また爆弾発言が飛び交うのだが…それはまぁ、また後ほどということで。



     

     

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