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デュラララ!!の二次創作小説同人サイトです。
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    暑いっ……

    こんにちは、皆様いかがお過ごしでしょうか…。メタ/モンみたいに融けそうなくらい暑いなぁなんて、ちょっと壊れかけてます。

    クロネコメール便が扱えるとわかったので、そちらに変更の旨を書いておきました。どうぞご確認ください。


    そういえば、インテで買ってくださって読んで下さった方……ギルの別人っぷり(一部)、違和感感じなかったでしょうか…。以前どこかのサイトさんで見てから、修道会で病院だったから、昔は、昔はきっと少しは丁寧な子だったに違いない…!と思って勢い余ってそのまま書いた部分なのですが…。ふふ、妄想が過ぎててすみません…。


    本当はRPGネタ当たりでも書こうと思ったのですが、その前に、半分…よりちょっと少なめな現在の、本業パロオフバージョンの冒頭部分サンプル。






    三月某日。



    その日、新宿のとある高級マンションの一室にある折原臨也の事務所に、一つの報せが入った。
    それは、情報屋仲間からの、長年待ち続けた、一つの報せ。
    ディスプレイに写るそれを確認して、臨也は口角をゆるりと上げた。

    「やっと…か。待ってたよ」

    恍惚とした笑みを浮かべ、パソコンのディスプレイに写るその文字を、報せを、臨也は指でなぞった。
    この日を、この時を、、どれほど待ち続けたことか。
    そう思っていると、コーヒーを持ってきた波江が、不思議そうに口を開く。

    「臨也?どうかしたの」
    「あぁ、波江…。ちょうどよかった。新しい仕事があるんだ」
    「あら……何かしら」

    もうすぐ上がりなのだけど?
    そう言う波江に、明日からでいいよ。と手を振って応えた臨也は、簡単なことさ。と笑った。

    「現時点で依頼を受けた仕事以外は、全部他を紹介して断っていてくれ。良い報せが来たんだ」
    「貴方の言う『良い報せ』なんて、碌な物じゃない気がするのだけれど…気のせいかしら?」

    眉間に皺を作る波江に、酷いなぁ。と笑いつつも、臨也は嬉しそうにディスプレイの文字をなぞる。
    その様は、ある意味不気味だった。

    「あぁ、あと、正臣と沙樹に、連絡しておいてくれるかな。来週末、大きな仕事ができた」
    「手伝い、ってことかしら」
    「いや、手伝いはいらない。ただ知らせて、明後日にでもここに来るように伝えておいてくれるかな?これが、最後の仕事だからね」

    心底嬉しそうに笑う臨也に、目を見張った波江はすかさずその、臨也のパソコンのディスプレイが見える位置へと移動した。
    そこにあったのは、臨也が追い求め続けた、その男の名と、容姿と…今後の行動。
    幾多の名と顔を持つ、今時ドラマでもいないだろうと思う、そんな男。
    折原臨也の…『情報屋』の最後の、客だ。

    「お願い、できる?」
    「えぇ…これは、流石に連絡しないとまずいわね。他には?」

    一を聞いて十知るべし。
    波江の言葉に、流石、優秀だなぁと満足そうな笑みを浮かべた臨也は、今のところはそれだけ。と応えて、しかし手元にあったとある資料を渡す。
    それは、臨也が信頼する同業…情報屋達の連絡先をまとめたものだった。いちいちデータを探すよりは早いだろう。そう思って、信頼できる所を何件かピックアップしてプリントしたのだ。今。

    「お得意先には、俺がしておくよ。新規の依頼の方はよろしく」
    「わかったわ」

    そう言って、とりあえず今日は帰るわね。といった波江を玄関まで見送ると、臨也は窓の外から新宿の…東京の街並みを見下ろした。
    ここでこの景色を、あとどれだけ見るのかは知らない。しかし、それもまた数える程度だろう。
    失敗は許されず、また、それは死と同義とさえ、臨也は覚悟しているのだから。



    「さぁ…て。先にあいつらにでも連絡、しようかな」



    新宿の夜は更ける。夜だというのに明るいその街は、朗報故の嬉しさに満ちた臨也の、その心の内を表しているかのように、ゆらりと揺れては、消えることなく輝き続けていた。



    こんな感じで始まります。

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