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デュラララ!!の二次創作小説同人サイトです。
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    100000hit-02!

    テスト一つ終わりました!たかが中間、されど中間です…!!

    さて、リク二つ目!今のうちに上げちゃいましょう。
    少しギャグ風味です。

    何となく、正臣君と臨也さん仲良し…?になってしまいましたが。オリキャラと言うか、来神組行きつけ居酒屋さんが出没してます。


    情報屋+来良組


     




    どうもこんにちは、素敵で無敵な新宿の情報屋さんの折原臨也でっす☆
    最近仕事で事務所に籠ってましたが、一区切りついて久しぶりに外に出てきました。
    ちょっとそれで浮かれてたなぁというのもあるけど、最近、俺自身ちょっと思うところがあって……。
    新羅にも定評のある、俺の沸点の高さなんだけど……なんだか最近ちょっと変で…。まぁ、端的に聞くと、



    「しつこいっつってんだよ!!!」
    「ゴハッ!」



    最近、俺の堪忍袋の緒、切れやすくなってません?










    ********************










    全く誰の陰謀なのか皆目見当もつかないが、本当に最近、切れやすくなっているなぁとため息をつきながら臨也は近くに倒れていた人間をふっ飛ばしてナイフを持っていた男に当てる。
    ついでに、近くにいた人間から鉄パイプを奪い、杖術のように、または棍棒を扱うかのように、頭の中で物理の原理を思い浮かべながら振るう。
    通常より、こう言う時の方が頭の回転が早く、喧嘩している時、実は暇だ。数か月前、静雄をついついボコボコニしてしまった時も、怒り半分、どうやったらあのでかい図体を綺麗に回せるかをひたすら考えて、急所に当てないようにしていたのだ。そう、この無駄と思える考えは、平常心を保つために必要不可欠である。のだが。

    「っがあぁぁぁぁ!ウザい!!」

    如何せん、今日は人数が多かった。ナイフとは別に、ちょっと漫画で見て面白そうだなと作ってもらった、鋼鉄製の細い棒(4つに分かれていて、簡単な操作で1mほどの長さに連結できる代物だ)を取り出した。

    「…来いよ。



    もっともっと、遊んでやるから」



    武器を肩に担ぐようにして相手を挑発するその姿は、さながら狩をする獣のようだった。





    **********





    「帝人、この後どっか行くか?」
    「ん~…あ、そういえば、この間ロッテ〇アの割引券、臨也さんからもらったんだ。新聞の広告についてきたって」
    「お、ラッキー!今新しいのあったよな」

    とある、昼下がり、下校時刻。
    来良の三人は、池袋の街を歩いていた。
    穏やかな昼下がり、しかし、近道をしようと、一本奥の、路地裏から目的地に行こうとした時だった。

    ドゴッ、とも、ガゴッ、ともつかぬ音で、三人の目の前を人間…と、思われるものが通り過ぎ、近くのビルの壁に激突した。

    「…は?」
    「……人、です、よね」
    「喧嘩…?もしかして、」

    静雄さんかな。と、帝人が言おうとした時だった。
    再び、一人の人間が、壁にとは言わずとも、地面に叩きつけられるかのようにやや水平に飛んできた。
    そして、その飛んできた方向を見ると、

    「……あれ、どうしたのこんなところで」

    そこにいたのは意外なことに、新宿の情報屋である折原臨也の姿だった。
    目を丸くする臨也だが、すぐにその瞳は鋭さを宿し、近くに転がっていた石を投げる。と、それは見事に、帝人達の後ろにいた男の額に命中した。

    「……喧嘩中、ですか?」
    「見てのとおりね~。俺だって不本意なんだよ?ひっさしぶりに外に出て来たってのに、こんな連中に絡まれて、さ!」

    話しながらの一撃。事も無げにやってのけているが、分かる人間にはわかる。周囲への注意力は常にそのままに、視線と言葉だけ、臨也は三人に向けているのだ。

    「正臣君、手伝ってくれない?夕飯奢るよ、三人分。いや、どっちにしろ巻き込んじゃったみたいだから奢るけど」
    「え?俺…ですか」
    「だって、こいつらどんどん湧いてくるんだもん。いや、いいよ?静ちゃんよりはましだよ。でもねぇ…めんどくさいんだよねぇ。というか、君達がこっちの道に来ちゃった時点で危ないから。多少心配だし。無理ならそっちに隅に行っててよ」

    臨也は口だけで笑う。

    「湧いてこなくなるまで、叩くからさ」

    その、まるで氷が背を滑り降りるかのような悪寒に、やっと帝人や杏里も、臨也がいつもと違うということを理解した。
    その二人の驚いたような顔に、正臣はため息をつく。マジギレしたら凄いと聞いてはいたのだが、まさかこんな風になるとは思っていなかった。おそらく、自分達が子供だから、気を使って怒りを抑えてくれているのだろう。
    それを理解して、正臣はため息をつく。



    それを見て、臨也は至極嬉しそうに、しかし、全く目を笑わせずに、笑った。










    ********************










    「そういえば、何で臨也さんはここに?最近、こっちに来てなかったじゃないですか」
    「ん~…まぁ、息抜きかな。仕事が忙しくてね、一週間くらい家から出ない生活送っててさ。面白い情報を探しついでに、池袋に来たってわけ」
    「い、一週間、ですか……」
    「そ。まぁ、急ぎの仕事は存外早く片付いたから良かったけど…もしかしたら後2週間は家で缶詰だったね」
    「缶詰って…」

    夕方の、とある居酒屋。
    誰一人として酒は飲んでいないものの、臨也がよく来る店らしく、人あたりの良い女将がたくさんの料理をサービスしてくれて、四人はそこで食べていた。
    勿論、臨也のおごりである。

    「ま、静ちゃんに会わずにあいつらに会ったってだけだねぇ。あんなにしつこいとは思わなかったよ」
    「お、お疲れ様でした…?」
    「はは、ありがと~帝人くん。あ、たいしょー、俺豆ご飯食いたいっ!」
    「タイミングいいねぇ臨也君。炊きたてがあるぜっ!」
    「きゃー。素敵っ!」

    ……。

    「……臨也さん、呑んでないのに酔ってる…?」
    「ふふ、あの子、呑んでも酔わないくせに、雰囲気で酔う事があるからね。心配しなくていいわよ。君達も食べるでしょ」
    「え、あ、はい」

    お店の女将は、それに続けてとある爆弾発言を落とした。



    「臨也君が静雄君達以外を連れてくるなんて初めてねぇ。新鮮だわ~」



    「え?」
    「はっ?」
    「………え」

    すいませんちょっともう一回言ってくださいっ!
    と叫ぼうとしたものの、女将は大将からの呼びかけに応えて奥へと入って行き、臨也に聞こうにも、臨也はご飯を待っているのか大将と話せる場所にいつの間にか移動している。
    まぁ、つまり、聞きにくい。



    彼らが疑問を解決させるまで、しばしの時間が必要となるのであった。





    あとがき↓
    臨也さんに新しい武器を持たせてみました!そしてごめんなさい臨也さん。貴方の沸点が低くなったのは私のせいです…。何となく、普通の物にも、ほんのり本業パロにも見れるように書いてみましたが、とりあえず書いてみたかった、来神組の高校時代からの行きつけ居酒屋さんを出してみました。オリキャラと言っていいのかダメなのか…。あんまり来良組を巻き込めませんでしたが、ここで人質に取られたら双子の時と被るなと思ったので…(汗)
    正臣君と共闘したのかは皆様の、そしてリクエストしてくださった黒薔薇深紅様のご想像にお任せします…。

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