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デュラララ!!の二次創作小説同人サイトです。
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    200000hitお礼小説、ⅴ

    こんばんは、最近学校からの帰りが遅くて生活リズムが不規則です…。皆さん、天気も不規則で体調を崩しやすいですから、気を付けて日々をお過ごしくださいね…!……て、私が言ってもあんまり説得力ないなぁ…。

    さて、去年に比べれば、なんだか私の居住地はまだ肌寒いです。長袖余裕。時々七分袖…。先日東京で長袖は無理だと思ったのがウソのよう…。ふふふ、同じ東日本・・・のはずなのに、なぜこうも違うんでしょうね?



    今回は、いつもとはちょっと違った趣向です。短くちょこちょこ継ぎ足して、一つに仕上げてまいります。少しずつの継ぎ足しを今までは非公開でやってまいりましたが、作品によっては継ぎ足しを公開しても大丈夫ではないかと思って。こんな時になんですが、試験的に。


    拍手返信はまだ後日とさせていただきます。すみません…。できれば週末に。
    ではでは。

    5/17  +1
    5/20  +2

    カテゴリをパロに移して、5/26、+1

    まだまだ忙しいです…日付を最新のほうにしました。 +2


    8/3  ラストまでUP. プラス、最後に書いた部分のシリーズでおまけつきです。遅れて申し訳ありませんでした。



    朝の新宿、その高級マンションの一室に波江がいつも通り出勤すると、臨也が少々難しそうな顔をしてソファに座っていた。目の前には、食べ終わったのだろういつも通りの一汁三菜の朝食の名残と、まだ湯気の立つコーヒーカップがあった。
    そしてその手にあるのは、真白な封筒と、一枚の紙である。

    「あら、どうしたの?それ」
    「あぁ、おはよう波江さん。ポストに入ってたんだよ。差出人の名前に聞き覚えがなくてね…」

    差出人の名前は確かに、仕事の上でも聞かない名前だった。匿名かとも思うが、臨也がそれを知らないということはまずない。

    「ん~…波江さん、とりあえずこれ、資料室の奥の…推理小説ならどれでもいいから、それに挟んどいてくれないかな?」
    「別にかまわないけれど…何故か、聞いてもいいかしら」

    紙を封筒に入れて手渡される。受け取ったそれを眺めながらの問いに、臨也はもうそれへの興味が薄れつつあるのか、新聞を開きながらどうでもいいように答えた。



    「それは、『俺』宛じゃないかもしれないって、こと」



    封筒には確かに、『折原 臨也様』と、書かれているというのに。





    ********************





    「あぁ、あったこれだこれ…と、ん?」

    その日、臨也は書斎の本を虫干しにする作業を行っていた。数年前に隠れ家として郊外に買った家。戻ってくるのは久しぶりだった。
    そういえば、新羅に魔法書を貸してほしいと言われていたんだったと、すでに片づけていた本を漁る。
    目的の本を見つけたと思った時、ふと視界に入ったのは、随分前、学生時代に買った小説だった。

    「これ、こんなところにあったんだ」

    ロンドンで暮らすのだからと言う思いつきの理由で買ったそれ。なんだか懐かしくなって開くと、そこにあったのは真白な封筒だった。しかも、真新しい。
    何かかかっているのかと簡単に解析してみたが、それらしい痕跡はなかった。

    「折原、臨也様…?って俺だし」

    その真白な封筒の中身は、四角い紙一枚だった。別段、魔法も何もかかっていない、ただの紙。

    「俺こんなの持ってたかな?」

    そう思いつつも、臨也は書棚から一冊の本を出した。最近、日本での腐れ縁が出した新作だ。
    それが何か知らずとも、どこからきたのかは理解した臨也は、同じようにそれを送る。

    「じゃ、いってらっしゃい」





    ********************





    「?」
    「ん?どうした。臨美」
    「真一、これなに?本に挟まってたけど」
    「?」

    それは、九十九屋の新作の本だった。まだ発売前に、担当編集が持ってきてくれたのだ。よって、何かが挟まれているとしたら印刷所か出版社からになるが………覚えが全くなかった。

    「俺は知らんぞ」
    「え、じゃあ誰から…って、これ…」
    「『折原臨也』宛てだ」
    「ほぉ、随分と酔狂な奴がいるもんだなというか誰の仕業だ情報の元手を調べないとなあぁ臨美これ借りるぞちょっとどっかに厳重に保管しておけ」
    「へ?ち、ちょっと真一?」

    止まることなく喋る九十九屋に目を丸くしながら、どこぞへと歩き出した彼を、追う。全く、今日は子供達が遊びに出かけていて二人っきりだから仕事の時間までゆっくり、と思っていたのに、世の中そうはいかないらしい。

    「それ、何の本?」

    九十九屋が取り出したのは、分厚く古ぼけた一冊の本。

    「呪術関連の資料本」

    二人はその封筒の中身を見ることは、なかった。





    ********************
     





    「む」
    「リン?何しとん。さっさと準備せな」
    「うん…」

    新宿の、とあるマンションの一室。そこは、今までにないくらい乱雑に物が置かれていた。
    とは言っても、ほとんどがダンボールなどに入れられているのだが。
    そんな中で臨也が見つけたのは、随分と古い、もう中身など頭に叩き込んだ本。そしてそれに挟まれた、異様に新しい真白な封筒である。
    段ボールに入れずにそれを手に取ると、他に異常がないかと見てみる。…が、特に何もない。

    「………最近、この本使たかなぁ」

    子供達に色々と教えるので使った覚えは…ない。そもそも奥にしまわれていたのだ。誰か使うと言うこともないだろう。しかしだからこそ、日焼けもしていない真白な封筒は異様だった。
    しかし、これにばかりかまっている暇はない。京都からも人を呼んで、現在は引っ越し準備中なのだ。あとでじっくり調べればいいだろう。
    そう思って本をローテーブルに置こうとしたそんな時、ふと、封筒の行き先を理解する。
    そして、臨也はその封筒を別の段ボールに入れていた、諸々の古い知り合いからの分厚い文が入っている竹籠に入れた。

    「ほな、さいなら」

    封筒からは、何かを越えてきたゆがみが見て取れた。





    ********************





    「あれ、晋さん、なんぞ変な文でももらいました?」
    「あぁ?」

    京都の、とある料亭の一室。かすかに外に漏れる三味の音に、通行人が耳を澄ませていることなど気にも留めず、二人はそこにいた。そして、臨也がふと、女将から言われたことを思い出して、いつも使うそこに預けられた竹籠をあける。すると、そこには見覚えのないものが一つあった。そして、先ほどの一言である。
    しかし、それは常にこの店を使う人間へのものではなかった。

    「真白な封筒で…ってあれ、宛名俺や」
    「口調統一しろ…で?お前が恋文かぁ?」

    にやにやとこちらを見てくる義兄兼上司にあり得ないと笑いながらいって宛名をよく見れば、すぐにそれが自分宛ではないことに臨也は気がついた。

    「あぁ?お前宛じゃなかったのか」
    「はい、俺、折原なんて姓じゃないし」

    ボールペンで書かれた宛名を見せる。そこには確かに、『折原臨也様』と書かれてあった。

    「しかしまぁ、珍しい名だと思ってたが、案外いるもんだなぁ」
    「はは、そうですね。今度江戸に行ったら、他の兄さん達にも話してみましょうか」

    店の人間に、違う人間宛のようだと告げ、ポストに入れた方がいいと言って、ついでに女将が持ってきてくれた酒を受け取る。

    「そういや、中身は何だったんだ」
    「あ、見てませんでした」





    ********************





    その日、臨也が朝刊をとろうとポストをあけると、中に真白な封筒が入っていた。朝刊を腕にはさんで、宛名を確認する。……………自分宛だった。
    また何かの脅しか嫌がらせか、それとも昔の伝手からだろうかと見れば、切手も消印もない。のり付けもされていなかった。……嫌がらせ、だろうか。

    「あ、おはようございます。臨也さん」
    「おはよう沙樹。正臣は?休みだからってまだ寝てるの?」
    「いえ、洗濯物干してますよ」

    居間に入ると、朝食の準備中だった沙樹が顔を出す。やはり、波江は昨日遅かったらしい。というか、明け方に帰ってきたようだ。それだけはなんとなく覚えている。

    「それ、どうしたんですか?朝に郵便物なんて…」
    「あぁ、ちょっとね。俺宛なんだけど…」
    「怪しいんだったら、調べてもらっといた方が良くないすか?」
    「おはよう、正臣」

    臨也の後ろから、会話に入ってきたのは正臣だった。空の洗濯籠を隅において、沙樹の隣に座る。

    「おはようございます。で、どうします?俺達、波江さんを今日仕事場まで送っていくんですけど、その時に頼んでおきますか?」
    「うぅん…そう、だね。紙袋の中に入れとくから、波江に言っといてくれる?」
    「わかりました」
    「あ、じゃあ私、入れておきます」

    沙樹の言葉に頷いて、臨也はそれを沙樹に渡す。荷物は、玄関先においていたから食べ終わった後に持って行けばいいだろう。

    「それじゃ、



    「「いただきます」」」





    ********************





    「は?俺宛の手紙?」
    「えぇ、何故か私の荷物に入っていたのだけれど…あの子達が勝手に入れたのかしら」
    「それはつまり俺がおちょくられるフラグってことだよね」

    警視庁、科捜研。
    珍しくしばらくドアの壊されていないそこは、実に平和だった。

    「中身は何なの?」
    「貴方が到底買いそうにないものよ」
    「?」

    そういって渡された封筒の中身をみて、なるほど、確かに買わない。と臨也は頷いた。
    というか、この筆跡は妹達のものではない。

    「誰からだ…?」

    これが印字されたものならば妹達の仕業だと考えたが、これは手書きだ。

    「臨也?」
    「あぁ、何でもないよ」

    とりあえずと引き出しに入れて、臨也は白衣片手に仕事に向かった。

    「そうだ、新しくできた店を紹介してもらったんだけどさ、波江もう行った?」
    「まだよ。どうせなら一緒に行ってあげましょうか?」
    「え、いいの?!」
    「えぇ、興味もあったしね。貴方のおごりよ?」
    「もっちろん!!」

    浮かれたように先を歩く臨也の背に、波江はぽそりと呟いた。



    「毎回ドアを壊す破壊神と行かれるよりは、マシよ」





    ********************





    「…?」

    その日の朝、臨也は郵便受けの中に奇妙なものが入っていることに気がついた。

    「イザヤ~?早くしないと遅れるんだぞ!!」
    「あぁ…はいはい」

    何故かわざわざ迎えに来てくれた友人にそう返し、後で見ようと鞄の中に入れる。

    「何か入ってたのかい?」
    「うん、まぁね」

    そういえば、静ちゃんからの手紙、返してないや。やっと封筒が新羅の代筆じゃなくなったんだよなぁ。書くならそれについてかな。

    そんな風に少し遠い国にいる恋人のことを想いつつ、今日の仕事に思いを馳せる。
    今日はG8の会議で、確かその後に近隣が集まってのパーティーダだ。

    「ね、イザヤ。その封筒の中身はなんだい?例の日本の彼?」
    「や、違うよ…。えぇと…」

    鞄からその真白の封筒を取り出し、あける。のり付けさえされていない、その中身は、



    「…………宝くじ?」





    流れに流れて、さて、次はどの「   」に会いに行こうか?





    あとがき↓
    お久しぶりです、この形式ならちょくちょく更新できるとか思ってたのに、全くできませんでした…!!
    いかがだったでしょうか、書き始めてから随分と遅れてしまいましたが、リクエストからそれてしまっていたらすみません。少しでもミステリー、というか…そんな雰囲気が出ていればと思います。どちらかというと、読み手にとってのミステリーというより、小説の中の人物達、『臨也』達にとっての、ちょっとしたミステリー、といった感じになってしまいました。

    ここからはちょっと近況も。
    今日の更新は実生活がテンパってるのと、夏祭り開始祝いです。おかげで夜になると、学校の近くは静かです。この間までにぎやかに練習してたんですけどね…。六魂祭では狭いなかで上げていたらしいので、今日から四日間、ホーム(?)で頑張ってほしいです。観光で見に行ったりする方は最初から最後まで余すことなく見てるんだろうなと思いますが、四年もここにいると、見ておきたいポイントとか絞られてくるんですよね…。私だけかもしれませんが。
    個人的な見どころポイントは、視界が広いところで、一斉に竿燈の竿が揚げられていく光景ですね。近くのマンションとか、仕事場で上から見ている方がうらやましいです。壮観です。
    あとは…四日目がある意味一番賑やかなので、竿が引っかかったり、それで危なくなっているというのに写真を撮りまくる桟敷席の人とか、あと、電線とかに引っかかって一回転したりする光景がたまにあります。四日目は皆さんお疲れということもあるんでしょうけどねぇ…。
    あとは、たまに来る救急車。熱中症とかじゃなくて急性アル中らしいと聞いた時、「あぁ……」と納得した自分がいます。東北の夏祭りは、出店とかよりも『観る』ことに重点を置いたものが多いですから、飲み物とか持って行った方がいいですよ。仙台七夕は、アーケード街で色々とやってると思います。
    宮城県でもう一つ、小さく七夕祭りしているところもあるのですが…あそこは今年はやったのでしょうか…?ちょっと気になります…。
    どうか東北の夏祭りに来るときは、人込みで酔わないようお気を付けくださいませ。




    さて、以下、書き終わってしばらくしたら入れようと思っていたおまけを入れようと思います。
    注意としてはラストに宝くじを受け取ったシリーズの臨也さん達です。苦手な方はスクロールせずにお戻りくださいませ。

















    「菊さん」

    会議場に入ってすぐ、日本語で呼び止められて振り返れば、そこにいたのは黒い髪に赤い瞳。そして、パティシエ服を着こなす青年だった。

    「おや臨也君。今回はこちらに?」
    「えぇ、前半だけ、こちらにヘルプで入ります。菊さんのために和菓子もご用意してありますから、欲しい時はおっしゃってください」
    「おや。ありがとうございます」

    異国の地で日本人のスタッフがいるというのは、嬉しいと同時に安心する。以前、塩じゃけが食べたいんです!と言ってそれに加えて炊き立てご飯とたくあんとわかめと麩のお味噌汁が出てきたときはちょっと感動した。いや、他国からすればこの上ないほど感動しているように見えたらしい。
    それ以来、会場に料理人として入っている姿を見かけると、どんな日本食が作れるか聞くことにしている菊だった。
    ちなみに臨也は言ってはいないが、塩鮭と糠漬けは常備している。

    「そういえば、今日不思議なことがありまして…」
    「?」
    「ポストにこんなものが入っていたんですよ。妹達は買うガラじゃないし、ついでに言えば、差出人の名前も宛名もないんです。処分に困っていて…」
    「宝くじ、ですか……。……ん?」

    手渡されたそれを見て、どこかで見た数字だと記憶を探る。そうだ、あれは炬燵でぬくぬくとしながら見た新聞。そしてネット………。

    「………………………………………………………………臨也君」
    「はい?あ、そうだ。今日のパーティーに出るんだったら、日本酒を…「これ、いりますか?」……え?」
    「いえ、処分に困っているということでしたら、私が頂いてもいいかと」
    「…はぁ、別にいいです、けど?」

    どうしたんだろう。と首をかしげるが、菊の顔は俯かれていてよくは見えない。

    「もし当たっていても、ですか?」
    「え、あぁまぁ、当たってたら嬉しいですけど…当たってても売り場がわからないですし、それに日本に帰る暇がないでしょう?あと、たとえ最高金額だとしても、一年色々とまじめに働けば稼げそうですし」

    さらっととんでもない発言をしたことは置いといて、確かに、臨也はあまり金に執着する方ではないし、宝くじが当たっても「あ、なんかついてる?」くらいにしか思わないだろう。

    「じゃ、じゃあ、ほんと~にもらってもいいんですね……!?」
    「いや、だから、いいですよ…?」

    ありがとうございます!!と、腰を痛めないか心配なぐらいに深く頭を下げたかと思えば、会議に行く前にちょっと連絡をしてくるといって菊は風のように去って行った。

    「…?」
    「ヴェ~?イザヤ、キクどうしたの?」
    「あぁ、フェリ…いや、俺にもさっぱり」





    とりあえず、その後どうなったのかは、誰も知らない。ということで。





    ………という結末を考えてましたが、それだと一つのシリーズに偏ってしまうと思っておまけとして付け足しました。きっと、色々なことに使われるんだろうなと思います…。暑い夏、節電節電と言われてますが、それで夏バテとか熱中症になったら危ないので、皆さん体調にも気を付けて夏を乗り切りましょうね!それでは、また近いうちに復活できることを祈りつつ、失礼します!

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    房藤 空木
    性別:
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    職業:
    学生
    自己紹介:
    基本的にtwitterかmixiに出没もしますが、mixiの方は基本的にROM専門と化しており、こちら方面の事は、特定の方にしか記事でもお知らせしてません…。



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