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デュラララ!!の二次創作小説同人サイトです。
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    みっつ目~

    オフのインフォを、目次の上にあげました。
    値段とか本当に、他の方のところとか参考にしましたが…。どんな感じになるんでしょう?
    手違いでB6となってしまいましたし、どんなところでもおっちょこちょいなスキルは発動可能なようでちょっとまだへこんでおります…。20日には私の手元にも届くので、ウキウキわくわく。文字どれくらいになってるでしょう…。見やすいと良いな…。

    さて、芸能パロ三つ目。子供組から!元気に自己紹介から入ってもらいたいと思います…。
    あれ、臨也さん出番なし…!?

     




    はじめまして、折原美鈴ですっ!今日はね、久しぶりに日本に帰ってきたんだ。勿論、パパやママに会うために!
    はしゃいでて落ち着きがないあたしに、せい…あ、静也。私の双子の弟の静也がね、落ち着けっていうんだけど、そう言われても早く会いたいって思うと体が動いちゃうの!せいだって空港で飛行機から降りてからそわそわしてたくせに、私にはそういうんだもん。

    お迎えにね、パパと、ママとお仕事してるお兄ちゃん達が来てくれたんだ!笑顔で飛び込んでったら、何かパパ変な声出してたんだけど…うん。でも、本当に久しぶりでうれしかったなぁ…。ね、せい!





    はじめまして、折原静也です。まぁ、すずが言ったから意味ないと思うけど、すずの双子の弟…。まぁ、精神的には僕の方が上だと思うけど。父さんや母さんと会えるって、わくわくしてたのは否定しないけど、すずの場合興奮しすぎて物に当たり散らそうとするかもしれないから落ち着けって言ったんだけど…。わかってないなぁ。

    父さんに突進してったすずは気づいてないと思うけど、基本的に文系で母さんより鍛えてない父さんに突っ込んでったものだから、父さん一瞬血でも吐くんじゃないかって顔してたな…。すぐに変えてたからすずは分かんなかったみたいだけど。とりあえず、暴走して初対面の人に失礼なことしないでよ、すず。










    ********************










    時間に少し遅れているから急ぐぞ。という父の言葉を受けて走っていた美鈴と静也だったが、その足は美鈴の言葉で止まることとなった。

    「すず、初対面の人に失礼。それより早く行かないと、母さん待ってるんだぞ」
    「あぅ、ごめん。せい!」

    その子供達は、自分達の足を止めるとともに周囲の足をも止めさせた。まぁ、当然だろう。池袋最強の、平和島静雄に、指を指して物珍しそうな声をあげたのだから。

    「すずが、すみません」
    「え、あぁ、いや…。お前ら、二人で池袋に来てんのか?」
    「いえ、父さんが…。あぁ、父さんは、母さんに渡すプレゼントがあるって、店に取りに行ったんだっけ」
    「そーだよ、せい!そのせいでママとの待ち合わせに遅れてるんだから」

    子供達は、幼いながらも随分としっかりしているようだった。何歳だ。と問えば、5歳です。と返ってくる。
    それでも、初対面の人間だからだろう。目深に被った帽子を更に深くかぶり、静雄からはその顔は見えなかった。

    「池袋は初めてか?」
    「はい。母さんが仕事でよく来る街なんですけど、僕らは初めてです…。でも多分、そうそう来ないと思います。母さんも、これからあんまり来ないと思うし」
    「へぇ…何でだ?」
    「う~…あたし達もよく分かんないんだけど、ママね、お仕事で仕方なく池袋に来る時もあるんだけど、この街でよく殴られたり…violence?日本語ではなんて言うんだっけ、せい」
    「暴力沙汰、かな。それによく合うんだそうで。命を落としかねないとか」

    まぁ、自分もそれ相応の仕返しはしているから何とも言えないけどね。と言ってますけど。
    そう付け足された言葉に、静雄はそうか。としか返せなかった。流れるように出てきた英単語に、話の内容よりも引きつけられたからである。代わりに、静雄の後ろにいたヴァローナが子供達に話しかける。

    「女性に対してそのような…。もし、もっと酷いことをされそうになったというなら大変です。その女性は警察には言わないのですか」
    「けい…police?ママは別に大丈夫だって。大体、被害届出したって笑って追い返されるのが落ちだって聞いたよ。ね~せい」
    「まぁ、だろうな…。普通に考えればあり得ないかもな」
    「それに、ママは強いから!どんな暴力受けたって、何十倍にもして返してやるって。元々大っ嫌いな人間だから遠慮もないって言ってたよ」
    「その前に、僕達が帰ってきたから、『大嫌い』から『興味ない』にランクアップしそうだって、父さん言ってたけどな」
    「は?ランクアップ?」

    好きの反対は、無関心だそうですから。興味がない。存在を認知しない。それが一番なんです。
    そういった、子供らしからぬ子供の言葉に、なるほど。と静雄は頷いた。今度、ノミ蟲が現れたらそうしてみよう。と。

    「でも、これでママが日常的に怪我するってなくなるよね!ママとテレビ電話でお話しする度、怪我してないかなって思っちゃうけど、これで大丈夫だね!」
    「まぁ、仕事での怪我は仕方ないしな」
    「それに、ママがお仕事忘れちゃうくらい、その人に対して特別凄い悪戯しちゃうなんて、ちょっと嫌だったから…」
    「やきもちか、すず」
    「う、そういうこと言わない!でもさ、せいも嬉しいでしょ?」

    全く、どんなひどい男なんだろう。
    そう同時に思った静雄とヴァローナは、しかし、次の瞬間、可愛らしいすずの口から出た言葉に耳を疑った。



    「ママがもう、ゴミ箱とか自販機とかで、殴られそうになることがないんだよ?」



    ゴミ箱。自販機。それを投げられる池袋の住人なんて、一人しかいない。
    しかし、ヴァローナはそんな相手を知らなかったし、静雄も覚えはなかった。
    そもそも、静雄は女性に対して暴力は振るわないのだ。

    「まぁ、確かにな…。母さんが嘘でも言ってるのかと思ったけど、調べてみたら本当だったし…」
    「ね~」
    「だ、誰かが流したデマでもないのか?」
    「デマで、自販機を投げるなんて、日常にそぐわない言葉を使います?」

    全く、いくらなんでも、普通の人間に当たったら死にますよ。
    そういった少年の言葉は至極冷静で、それまでの会話と合わせても嘘を言っているようには聞こえない。
    だとしたら、もう一人。静雄と同じ力を持ったような人間がいるということになる。
    サイモンならばやれそうなものだが、あの男もまた、女性相手に暴力を振るうとは思えないのだ。
    もっと詳しく聞こう。そう思った時、ヴァローナの後ろから、まるで湧き上がったかのように声が聞こえた。

    「こらお前ら。大人しく待ってろといったのに、何で周囲の注目浴びてんだ」
    「あ、パパ!」
    「不可抗力だよ、父さん」

    それは、随分と細身の男だった。
    顔は整った方と言えるもので、背も静雄ほどとは言わないが、高い。
    その男は、何事もなかったかのように、驚いた顔をしているヴァローナや静雄の横を通り過ぎて、子供達の前に立った。

    「ほら、待たせて悪かったな」
    「あ、ジュース!」
    「ありがと」
    「いや、どういたしまして…。臨美から連絡あってな。羽島くんと、周りが騒がしくなってきたから移動するそうだ。大画面で見るはずだったスペシャルムービーは、後でロウにでも見せてもらえ」
    「え、もう終ったの?」
    「いや、流石に視線が痛いから、昼食の予約をしておいたレストランで先に待っているそうだ。着替えないといけないしな」

    ほら、行くぞ。
    そう言った男の手を握り、子供達もまた、座っていたベンチから立ち上がる。

    「それじゃあ、子供達がすみませんでした。お急ぎじゃなかったですか」
    「あぁ、いや…」
    「よかった。ほら静也、美鈴。お兄さんとお姉さんに、お礼言って」
    「うん。お兄さんお姉さん。突然話しかけてすみませんでした」
    「ありがとう、お兄ちゃんお姉ちゃん!」

    そう言って、三人は池袋の人込みの中に消えていく。結局、静雄は自分と同じように自販機を投げる人間のことは聞けなかった。

    「…そういえば、名前聞いてなかったな」

    もし今度会ったら聞いとくか。そう思った静雄は、数日後には弟に見せられた写真で名前を知ることになるとは、夢にも思わなかった。





    **********





    聞き慣れた、その音楽を大画面から聞きながら、美鈴と静也は父である九十九屋の手を握り締めて歩いていた。
    この歌声が、やっと日本でも響く日が来たのだ。
    そして、情報をせき止めていた世界的記録が、まるで放流されたダムからあふれ出す水のように、この日本に今、流れてくるのだろう。

    「ね、パパ。あれがママの言ってた人でしょ。池袋の『喧嘩人形』!」
    「何だ、知っててあの話題振ってたのか、鈴」
    「もちろん。でも、最後まで思い当らなかったみたい」

    あ~んなにヒント出したのに!

    そう頬を膨らませる美鈴に、そうだね。と静也が頷いた。先入観とは随分と大きいものだ、と。ついでに実感する。

    「言っとくが、あんまり余計なことは言うなよ二人とも。臨美はもう、臨也でいるのは今日で最後だ。仕事で男装はするが、あくまでそれだけ。…まぁ、裏の仕事は、今まで通りの名前でやろうかとも言ってたが…」
    「あれ、情報屋、辞めたんじゃないの?」
    「あぁ、辞めはしたが、一人でやるのを辞めたとか言ってた。新宿の事務所用の部屋も引き払ったしな。これからやるといしたら…まぁ、ささやかなこづかい稼ぎだろ」

    こづかい稼ぎと言っても、数百万単位。というのは、子供の二人も知っていることなのだが、そこら辺はまた置いておく。

    「飯食べたら、岸谷のところに行くって言ってたからな。会うのは初めてだろ。ちゃんと挨拶しろよ」
    「はーい!」
    「了解」

    そう言って、元気に返事をした二人を見て、九十九屋はレストランのドアを開く。
    事前に連絡を受けていたのだろう。ボーイは慣れたように個室へと案内してくれ、そしてその扉を開けた。

    その先にいるのは、俳優の羽島幽平と、



    「久しぶり、鈴、静。…それと、二人のお迎えアリガト、真一」



    今頃、池袋、否、日本を騒がせている人間の一人となっているだろう、歌姫の姿をした女性の姿だった。





    あとがき↓
    うぅん、何だか、思うように書けませんでした…。もしかすると後で修正するやも…。双子ちゃんは、二卵性双生児、男の子と女の子の双子です。正反対とまではいきませんが、美鈴ちゃんはちょっと甘楽ちゃんぽい元気な子。静也くんは、物静かですが怒ると怖い子。……が、今のところのイメージ。
    タイトルは、子供達から、ママへ。

     

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