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デュラララ!!の二次創作小説同人サイトです。
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    地獄の…

    傀儡子様。
    やっぱり、探偵な漫画には宿敵とか最終目的とかみたいな組織や犯罪者がいないと駄目なんですよね…。コ○ンは黒づくめさんだし、キッドもでしょうか…?だから、金○一さんには地獄の傀儡子様がいないと駄目なんですよね…。彼らがいないと始まらない。ある意味皮肉ですね。まぁ、巧妙に犯罪を犯す人がいないと、探偵の役割も無くなりませんけど…。でも、たまに思う、学生に頼っていいのか…?巻き込まれ型の一少年も、たま~に頼まれて巻き込まれてますよね?小さな名探偵は、高校生の時はむしろ要請を受けて事件現場に行ってたんだし。
    それでいいのか、というより、それはいいのか…?な感じ。でもまぁ、面白いと思っちゃったから全否定はできません。はい。あんなトリック考えちゃうなんてどんなひらめき持ってるんだろうと是非密着取材してみたくなります作者さん達…。凄いよ。

    さて、そんな探偵諸君…。は、置いといて、やっぱり情報屋さんと最初に絡ませたいのは、地獄の傀儡子、高遠遥一さん。


    情報屋+地獄の傀儡子





    臨也は、ネットから流れてくる情報と、警察からこぼれ流れてきた情報を照らし合わせ、あぁ、とうとうそうなったかと、ため息をついた。

    北海道。死骨ヶ原での、連続殺人事件。
    その犯人は――――――――――…

    「高遠、遥一…」

    思い出すのは、日本に来た時の彼。年の頃も近く、幼い頃、短い間ではあったが過ごした彼は、母親を殺した彼らへの復讐を、それを達成したのだ。
    まぁ、自分も、それの手助けをしたのだが…。

    「捕まるとは…一体どんなホームズがいたのかな。それともコロンボ?ポアロに…。……あぁ、警視庁で有名になってる『名探偵』か」

    パソコンを操って出てきたのは、一人の少年の貌。太めの眉毛と、男子高校生にしては長い髪。そして、芯の通った、まっすぐな眼。

    「慧眼、とでもいうのかな。遥一はこの子の推理で捕まったのか。ふぅん…」

    もしくは、捕まって『あげた』のか。
    そう思うと、少しだけ、少しだけ、口角が上がった。
    どうせ、彼がでてこようと思えば刑務所から出ることなど容易いと知っているのだ。

    「とりあえず、俺は他の奴らに連絡でもとろうかな…っと」

    今頃、遥一に頼まれて紹介した裏の世界の…所謂殺し屋達が、たったの数回とはいえ手ほどきをした男の逮捕に驚いているはずだ。
    テンパって電話線やメールが大量に来る前に、こちらから連絡しないと面倒なことになる。どうせ、その時が来れば出てくるよ。と。
    ふと視線をデスクの端に向ければ、そこには臨也と、今監獄にいる遥一の写真があった。場所はイギリス。まだ、彼がマジシャンの修行に行く前。そしてその隣には、臨也と、臨也の両親と…先代の地獄の傀儡子、近宮玲子。

    「遥一は、大きな舞台を一つ、やり終えたみたいですよ?近宮さん…」

    後は、一つだけですね。と、確信も何もなく、臨也は思った。





    で。





    「なぁんで俺の部屋の前にいるわけ」
    「あぁ、流石に勝手に入るのは悪いと思いましてね」

    臨也が、仕事で池袋から戻ったその日、家の前には何処で調達したのかなかなか品の良いスーツに身をまとった、高遠遥一の姿があった。
    脱獄してきたとは思えないその男は、笑顔で臨也に鍵を開けることを促す。

    「はいはいはい…。それで?何で死んだの」
    「おや、情報を見てなかったんですか」
    「いや、情報なんかより、あんたの口から聞こうと思って」

    コーヒーメーカーのスイッチを押せば、部屋の中にコーヒーの香りが充満していく。そんな中で、高遠は少しだけ笑って、トリックノートの違いを述べた。
    そして、その違いによる『事故』という名の『殺人』が、今日とり行われたことを。

    「あの人も、頭のいい人だったからねぇ…。時限式とはまた」
    「えぇ、見た時少々驚きましたが…。でも、自分のトリックに誇りを持っている人だったのでしょう。だからこそです」
    「まぁ、それ以前に使う素材を見たらわかると思うけどねぇ…。はい、コーヒーと…あとこれ」
    「?……これ、は…」
    「すり替えてきた」

    臨也が差し出したのは、一つの盆にのったコーヒーと、二冊の、手帳。
    それは確か、警察の手に渡っていたはずだ。

    「俺は手癖も悪くてね。まぁ、不安なら俺が保管しとくけど?」

    事も無げに言う臨也に、高遠としては苦笑いするしかない。多少なりともリスクを伴うはずなのに、それを悟らせないあたり、この業界の『先輩』だ。

    「それじゃあ、とりあえず移動するまではここにいていいけど…タダってわけにはいかないからね」
    「わかってますよ…これのお礼もあります。何をすればいいんです?」

    何かの計画の立案?それともその実行?まさか家事ですか?
    そう、少しおどけたように言えば、全くの予想外の答え。



    「うぅん、マジックショー」



    どうせ、九瑠璃と舞流が気づいて押しかけてくるだろうから、頼むね。

    その笑顔の言葉に、それだけでいいのか。と言いたくはなるだろう。次にどう動くかを決めるまで、ずっとここにいていいという代価が、それなのだから。

    「しかし、臨也…」
    「あれ、もしかして自覚ない?二代目地獄の傀儡子、近宮玲子の後継・高遠遥一のマジックショーなんて、死人なしで見られるのは最高の贅沢じゃないか」

    ………。

    「くっ、は、ははは……!」
    「え、ちょっと何いきなり」
    「いえ、あまりにも、予想外で…!そうですね。この地獄の傀儡子、臨也と双子のお姫様達に喜んでもらえるよう、励ませていただきますよ」
    「?うん」

    なんか面白いものが思い浮かんだら言ってね。『協力』するよ。

    その言葉に、えぇ、お願いします。と、高遠は頷いた。





    それは、地獄の傀儡子が織りなす、『すべてのマジック』においての、助手と言う名の協力者を、指しているのだから。





    あとがき↓
    完全なる趣味です。すみませんごめんなさい!!

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